アメリカ:個人破産の半数は高額な医療費が原因
関連記事
ロイター通信2005年2月2日
(少し古い記事のためロイター通信の記事はみられないようです。私はプリントアウトした記事を見ていますが、以下に日本語訳があります)
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/02/post_3.html
要約
米国内で破産した人の約半数が、医療費の高騰が原因で破産しており、病気のために自己破産に陥った人々の大半は中産階級で医療保険加入者であることがカリフォルニア州、イリノイ州、ペンシルベニア州、テネシー州、テキサス州の裁判所で、931人の個人破産記録を入手した調査で判明した。病気から自己破産に陥る者のうち、病気になってからの個人負担費用平均額は1万1,854ドルであり、病気に罹患した際に保険に加入していた者は75.7%だった。
また、1982年から1989年に、南カリフォルニアで申請された自己破産について調べたネルソン・マリンズ・リレイ&スカボロー法律事務所の弁護士ジョージ・コーセン氏が説明するところでは、自己破産の大きな二つの原因は医療費と離婚で1/3づつを占めていた。とあり、さらには自己破産者のうち中産階級家庭が多数を占めるとの報告を聞いて、コーセン氏は驚くこともないと語り、「通常は、何か守るものを持つ人々が自己破産を申請するのです。本当の貧困者---路上で見かける人々には、救済策は一切ないのです」と話したとあります。
私たちも1年程前にアメリカの専門病院の外来に行き、心臓の超音波検査と胸部レントゲン、心電図検査を受けました。こちらの医療費は、検査時には分 からずに後から請求書が送られてくるのですが、最終的に計4500ドル(約47万2500円5月1日現在)程の請求書を受け取り、あまりにも高いのに驚き ました。(検査を受ける前に料金の事を聞いても、いくらかかるかは請求書が来てみないと分からないと言われてしまい知ることが出来ませんでした。)結局、 その内80%は職場で加入している保険でまかなわれたため支払った額は900ドル(約9万4500円)程でしたが、それでも日本で支払う医療費に比べあま りにも高いのに驚きました。
私が加入していたアメリカでも名前の知れた病院が用意してくれている保険でそうなのですから、個人で保険契約している人が多いこの国では、この記 事のようになっても全く不思議ではないと思います。アメリカのように少ない人数の患者を高額の医療費でみるのと、日本のように安い医療費で多くの患者をみ るのとどちらが良いのかは一概には言えないと思います。ただし、患者の立場になり考えた私たちは医療費だけの問題ではないですが悩んだ結果、日本に帰国す る方を選びました。
最後に私の知人で奥さまが日本人で1歳の子供さんを持つアメリカ人のご主人は、アメリカの医療保険に不安を感じ、現在、日本での仕事を探しています。この方は多分、この記事で言う中産階級にあたると思います。
日本の保険制度を知っている日本語ができないアメリカ人でも加入することが可能であるなら日本に行きたいと思う。これがアメリカの医療保険の現実なのではないでしょうか。
地元鎌倉出身の内科・消化器科医院
経鼻胃カメラ・大腸カメラ検査の
さかい内科・胃腸科クリニック
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/103850/3938356
この記事へのトラックバック一覧です: アメリカ:個人破産の半数は高額な医療費が原因:

コメント